転職したいと思い始めてから、半年以上動けなかった。
転職情報サイトのブックマークは増えていった。でも一件も応募しないまま、時間だけが過ぎた。
「なぜ動けないんだろう」と自分を責めながら、それでも動けない日が続いた。
30代で転職が怖い理由
20代の転職と、30代の転職は重さが違う。
20代のころは「失敗してもやり直せる」という感覚があった。30代になると、それが消えた。先のこと、年齢のこと。考えれば考えるほど、動けなくなった。
転職したい気持ちは本物だった。でも「もし失敗したら」という恐怖も本物だった。
転職サイトを開いては閉じた半年
求人を見ていた。「この会社、良さそう」と思う。でも応募フォームの途中で手が止まる。
「なぜ転職したいのか」「前職で何を学んだか」という欄で、言葉が出てこなかった。
自分が何者で、何をしたくて、どこに行きたいのか。それが整理できていなかった。
最初にやった1つのこと
転職エージェントに登録する前に、キャリア相談を受けてみた。
応募でも資格の勉強でもない。「まず自分の気持ちを話してみる」ことから始めた。
「転職したいと思いながら、なぜ動けないか」を正直に話した。そこから問いが来た。
「今の仕事で充実感を感じる瞬間は?」「理想の働き方を一言で言うと?」
うまく答えられなかった。でも答えようとした時間が、半年間できなかったことをやってくれた。自分の言葉が出てきた。
相談してから変わったこと
転職の方向性が決まった。「何のために転職するか」が言葉になった状態で動き始めると、書類も面接も違った。自分の言葉で話せた。
転職が決まったとき、「やっと動けた」という感覚よりも、「あの相談の夜から動いていた」という感覚があった。
今、動けずにいるあなたへ
転職の最初の一歩は、応募じゃなくていい。
自分の気持ちを、誰かに話してみることから始めていい。それだけで、見えるものが変わる。
私がそうだったから。

コメント